ひよこ株投資

〜 日本高配当株の投資記録 〜

ひよこ株JT〜圧倒的な高配当株〜

こんばんは!管理人のニワトリです。

 

突然ですが、皆さんはたばこを吸われますか?

今日は先日ご紹介した5羽のひよこ株の1羽、JT日本たばこ産業)を少し掘り下げてご紹介します。

(ていうかひよこ株って何のこと?っていう方は最初の記事をご覧ください。)


JTのプロフィール(9月10日終値

株価 2,193円

PER   14.31倍

PBR   1.4倍

配当利率 5.93%

 

なんといっても目を引くのはその配当利率の高さです。

はい、銀行の定期預金0.2%の約30倍です。

約22万円を預けると、何と年に1万3000円の配当を運んで来てくれます。

定期預金だと440円!!

実績があり日本を代表する大企業に22万円預けて1万3000円をもらいますか?それとも元本保証で440円もらいますか?笑

 

配当の原資は海外たばこ事業

JTは医療業、加工食品事業等も手がけていますが、2020年の売上約2兆円のうち約9割はたばこ事業によるもので、うち約7割が海外たばこ事業です。

健康志向が強まる国内でたばこ事業は縮小傾向にありますが、海外たばこ事業はむしろ拡大傾向にあり、フィリップ・モリスブリティッシュ・アメリカン・タバコ、アルトリアと並ぶ世界的なたばこ主要メーカーなのです。

 

たばこ事業は儲かる

ここ数年でフィリップモリスのアイコスが先行し、電子タバコがシェアを拡大していますが、たばこはまだまだ紙巻きたばこが主流です。

最先端技術を駆使したITデバイス等とは程遠く、イノベーションが起きにくい業界です。つまり先行する大規模大手が有利でゲームチェンジが起きにくい、参入障壁が高いということができます(国内ではそもそも独占企業ですが。また、電子タバコでの巻き返しを期して新製品を投入しています)。

また、たばこという商品には中毒性があり、多少値上がりしても消費者が簡単に離れていくことは難しい。

これは数字にも表れており、度々値上げをしても2020年12月度の営業利益率は20%を超えています。

普通の商品ではこうはいきません。もはやずるいレベルです。

 

50パーセントの下げはつらいが・・・

これに反して、株価はといえば、2016年12月に4850円をつけてから何と5年間もダラダラとほぼ一方的に下げ続け、2020年には一時1800円を割りました。ここ1年ほどは下げ止まりの気配を見せ初め現在に至っています。

健康志向による国内たばこの売上減、電子タバコにおける強力なライバルの出現などの不安から、実に最高値から50%を超える下落です。

値上がり益を求めた時、いやこれに付き合うのはなかなか大変です。

 

しかし、ひよこ株としてみれはどうでしょう?減配することはあっても、がんばって配当を運んでくれています。ナンピンを重ねた結果まだ含み損の状態ですが、徐々にプラスに近づきつつあります。

 

これから長い時間をかけて配当をもらい続けているうちに、いずれまた値上がりのターンが回ってくると確信しています。

それまではじっと信じて待つだけですね!

ちなみに株主優待品としてレトルトのお米パックやカップラーメンを山ほどくれます。細々と加工食品事業もやってますんで〜・・・ああ、本当に何て健気でかわいいひよこ株でしょうか。

 

今日はここまでっ!